テレビでよく見るシャンプーやボディーソープのCM。
キレイな女性が両手に泡を乗せて
微笑んでるシーンをよく見かけます。
「シルクのように滑らかな泡立ち・・・」 とか、
「弾力ある豊かな泡立ち・・・」 など、
商品のイメージを泡でPRするものは
むかしから結構あります。
確かに、
ゴシゴシやってモコモコ泡立ってくると、
少しの量でも全体にのばせるし
なんか嬉しい気持ちになります。
そんなモコモコの泡を作るためには
だいたい2種類の原料が使われます。
まずは、発泡剤。
代表的なものは↓
●ラウレス硫酸
●ラウリル硫酸
●アルキルグリコシド
●ラウロイルサルコシンナトリウム(アミノ酸系洗浄剤)
次に、増粘剤。
代表的なものは↓
●セルロース誘導体
●ポリアクリル酸ナトリウム
●カチオン化セルロース
●トラガントゴム
●アルギン酸塩
増粘剤は字を見てわかる通り、
シャンプー液にとろとろとした粘りを出して、
発泡剤とのバランスで泡立ち具合をコントロールします。
*発泡剤や増粘剤について知りたい時は、
下の例のように入力し検索すれば
(例: 「ラウレス硫酸 MSDS」)
製造メーカーのサイト等から安全データシート(MSDS)で
安全性を確認することができます。
さて、
今回なぜ泡を取り上げているかというと、
洗浄と泡がどう関係しているのか
あらためて考えたかったからです。
少しおつきあいを・・・
泡立ちが特徴のシャンプーが多いのは、
それを良い商品だと感じる消費者が
たくさんいるからにほかなりません。
昔も今も、
泡立ちの良いシャンプーは魅力のある商品ですが、
泡立ちがよければ少量で良いですから、
節約主婦には経済的にも嬉しい商品です。
それになんてったって
泡立ちがいいと 「きれいに洗えてる」 感じがします。
しかし、それは人間の肌や
そんなに密度の濃くない髪の毛を洗う時のはなしです。
一方、ペットの場合、
泡立ちの良さは洗浄の邪魔になることがよくあって
泡立ちがよいがゆえに、
シャンプーしても直ぐに臭くなったりします。
なぜペットに泡立ちが良くないのか?
人間の基準でペットシャンプーを選んでしまわないように、
解説してみます。
人間とペットには大きな違いが3つあります。
まずは毛の密度ですが、
髪の毛がどんなに濃い人でも
ペットの被毛密度には到底及びません。
シャンプーで落としたい汚れのほとんどは
毛の根元の皮膚の上に存在しますが、
そこにシャンプー剤を届けないと洗浄はできません。
ですが、上質とされる弾力のある泡を
密度の高いペットの被毛をかいくぐって
肌に届けることは物理的にはなかなか難しいのです。
(ペットはじっとしていないですし)
2つ目の違いは、
シャンプー(泡)がちゃんと汚れに届いているのか?
ペットの場合は半分しか分かりません。
シャンプーが汚れに届いているとヌルヌル感でわかりますが、
人間なら指先と頭皮の両方で確認できるのに、
ペットを洗うときは人間の指先だけでしか確認できません。
ペットがじっとしていなかったり、
ポメラニアンのように毛の密度が高いと
指先で確認するどころではないはずです。
実際、プロトリマーでも
下のような状態でシャンプーしてるのをよく見ます。
わかります?
地肌の上の赤い層の部分の汚れに
シャンプーが届かないまま洗っている状態です。
(この状況だと泡立ちだけはよくなります)
この状態がもし人間なら、
パサパサするのですぐにわかりますから
指使いを変えたりしてすぐ調節できますが、
ペットを洗ってる時は
泡のなかで指が動いてるだけだったりします。
そこに、
泡立ちの素晴らしいシャンプーを使おうもんなら
弾力のあるクリーミーな泡が邪魔して・・・
●毛の密度が高いので物理的に汚れに届かず
●泡立ちが良いので洗えていると錯覚して、
「洗浄」は適当な結果になります。
上の絵のように、
汚れの層にシャンプーをきちんと届けるには
泡立ちは適度なものの方がよいということです、
ペットの場合は。
3つ目の違いは、
シャンプーする頻度です。
人 間 → ほぼ毎日
ペット → 数十日
落とすべき汚れは圧倒的にペットが多いわけですから
汚れに確実に届いて短時間で完璧に洗浄できる
シャンプーでないと溜まった汚れは残ってしまいます。
砂糖より安全性が高くて、
適度な泡立ちで強力な洗浄力、
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