あらためて「ニオイ」を考える。

ペットの臭いの本質について少し考えたいと思います。

 

ちなみに、

このテーマは、おしっこやウンチの匂いではなく

ペットの体の臭いです。

 

たとえば、

ペットを抱っこすると体温に混ざって

その子の臭いが漂ってきます。

 

その臭いでなんといっても気になるのは

誰もが感じる「臭い」と感じる種類の臭いです。

 

その臭いのもとは、

耳、顔、背中やお腹、足といろいろでしょうが、

クサイ!

と感じる臭はどうやって発生してるんでしょうか?

 

クサイ臭いの元は、

有機物質が分解される匂いで、

主に角質(タンパク質)や脂質(皮脂)を

菌類が餌にして分解した結果です。

 

その菌類は大きく分けて2つ、

ブドウ球菌と真菌(カビの1種)です。

 

まず、ブドウ球菌とは?

ブドウ球菌は30種類以上に分けられますが、

代表的なグループは、

「表皮ブドウ球菌」「黄色ブドウ球菌」 に分けられます。

 

健康な皮膚では、「表皮ブドウ球菌」がほとんどを占めるので

「常在菌」といい、嫌な臭いは発生させません。

 

表皮ブドウ球菌は、皮脂や汗をエサとし食べて、

弱酸性のバリアーを作って皮膚を守っている

いわば、「善玉菌」です。

 

問題なのは、「黄色ブドウ球菌」です。

黄色ブドウ球菌は、悪臭の脂肪酸や、アンモニアやインドール等

不快に感じる臭をつくりだすします。(足の臭いなど)

 

皮膚に常在するブドウ球菌の中では毒性が高く

増えると「腐敗」を引き起こし、

悪玉菌として有名です。

 

毒素を出すことで化膿を起こしたりするのも特徴で、

敏感肌の人に黄色ブドウ球菌が多いこともわかっています。

 

善玉菌が皮膚を酸性に保つことは、

黄色ブドウ球菌や真菌などの悪玉菌の繁殖を防いだり、

皮膚内部に侵入しないようにするためです。

 

酸性の皮膚バリアーが保たれていれば、

この菌が増えすぎることはないのですが、

崩れてしまうきっかけがいくつかあります。

 

次回はそこをお話しますね。

 

P.P.S

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